
今日、雨上がりにバードウォッチングの聖地と言われる「多摩川と大栗川の合流地点」へ行ってみました。
なるほど聖地というだけあって、バードウォッチングをする小屋とかがあり、うっそうと茂った木々の中からは相当数の鳥の声が聞こえてきました。
バードウォッチングのおじさんに話しかけ、30分以上話し込み色々教えてらいました~!
カワセミが何度も行ったり来たりしていたんだけど、今は子育て中なんだって。
きっと幼鳥がいるのでエサを運んでいるんだろうって。
で、生まれて初めて肉眼でカワセミのホバリングを見ましたっっっ!!!
ホバリングってのは、空中で静止することです。
しかも1分近くホバリングをしていて、おじさんも「うぉぉぉ~、こりゃ長いなぁ!こんな長いのは珍しい!」と喜んでいました。
私も涙が出るくらい感動してしまいました。
その後、水中に潜って一瞬で獲物を獲る捕食シーンも3回も見ることができました。
あのコバルトブルーにキラキラと光り輝く羽は本当に美しく胸に熱い感動をもたらします。
このエリアは、特に猛禽類(タカやワシなど)が見られることで有名なんだって。
話している間にも「チョウゲンボウ」というタカ目ハヤブサ科の鳥がやってきました。
ホバリングしたあと急降下、獲物を獲る姿勢です。
5~6年まえまでは、タカがサギなどを獲る捕食の瞬間が見られたそうです。
しかしここ数年で獲物となるサギなどが減り、タカの捕食もなかなか見られなくなったそうです。
私が楽しみにしていた夏鳥の「オオルリ」(青い鳥)は、ここらへんには来ないんだって。
高尾山に行けば見られるよと教えてくれました。
去年吉祥寺からここらへんに引っ越してきて、初めてカワセミを見てからジョギングしながらバードウォッチングするのが楽しみなんですよ~、と話すとおじさんに
「井の頭公園に行けばいっぺんに全部見られるよ~。しかもあんなに近くで見られるところはないよ。」と言われガクっとなりました。
ああ、便利で大好きな吉祥寺を断腸の思いで去り、やっと聖蹟に楽しみを見つけたのに、吉祥寺にあったんかいっ!
ま、でも人が少なくて周りに緑がいっぱいでマイナスイオン降り注ぐこの自然がいいんだよ~~~。
この街に越してこなければ、川沿いのジョギングなんて絶対あり得なかったもん。
だいたい私が「走る」なんて奇跡やわ。
他のバードウォッチングのおばちゃんとも色々話しました。
みなさんも良く見かけるセキレイには、ハクセキレイとセグロセキレイと黄色いキセキレイがいるんだけど、キセキレイは私はまだ見たことがありません。
おじさん曰く、キセキレイはやっぱり上流の水のきれいなところにいて、水がきれいなところほど黄色味が強いんだって。
おもしろいね。
帰りに川を覗くと亀がやたらといました。

ああ~、楽しい休日でした。