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おっぱいの話(授乳写真あり、笑)

私はこの5ヵ月間で、それまでの人生で口にしてきた「おっぱい」という言葉の数をゆうに越えてしまった。

この5ヵ月間、中2男子に引けを取らないくらいおっぱいのことで頭をいっぱいにしてきた。

出産直後、先輩ママに「赤ちゃんがおっぱいを飲んでいるとき最高に幸せだよね。」と言われたとき、正直この言葉の意味がさっぱり分からなかった。

「どこがぁ?」

そう。前のブログにも書いたけど、おっぱいとは最初から上手くいかないものなのだ。

私は痛くて痛くて授乳の時間が苦痛で仕方なかった。

ちょっとバスタオルが触れただけでも飛び上がるほどの痛さ。
血豆ができては破れ、水泡ができては破れ、亀裂から血が滲む。

ルパン(または銭形警部)が乗る車のように、タイヤが取れ・・・、ドアが外れ・・・、屋根が吹き飛び・・・、ハンドルだけになったのにまだ走ろうとするまさにその状態。

もうそんなん無理っすよ・・・。

こんなに痛いのに、息子は隣でお腹が空いたと泣く。
これしか生きる糧がない息子。息子の命は私のこのおっぱいにかかっている。
なんてちょっと大袈裟か(笑)。

年配の方から「母乳は楽でしょう。」なんて言われてもさっぱり。
はっきり言ってミルクの方が遥かに楽じゃない?って思っていた。
お湯入れて、冷まして、哺乳瓶を口に持っていけばちゅっちゅちゅっちゅと吸うんだもん。

でもおっぱいは、なかなか上手くくわえられないしくわえさせられない。
泣いて暴れる息子に、額に汗しながら10分かけてやっとくわえされる。

右と左を交互に5分ずつ飲ませなきゃいけないのに、なんやかんやで1時間かかる。
1時間かけて飲ませたのに、また1時間後にはおっぱいを欲しがって泣く。
私は泣きまくる息子を横目に「まだ3時間経ってないからおっぱいはまだ。」なんて頑なに授乳間隔を延ばしていた。
あぁ、なんて可哀想なことをしたのだろうか!

「あー、ミルクが楽よ。」

何度心折れて母乳を止めてしまいたかったか。

でもなんとか頑張った。
昼も夜もなくおっぱい、おっぱいの日々。しばらくはおっぱい中心の生活となった。
また、詰まりやすい体質もあって食生活には最新の注意を払った。

結果、2ヵ月ほど経つと痛みもなくなり、息子も上手に飲めるようになった!
いわゆる、母乳育児も軌道に乗ったのだ。

努力のかいあって母乳も溢れるほどよく出るようになり、ようやくここで先輩の言葉が理解できた。

うん。確かに幸せだ。
飲んでいるこの姿。なんと愛おしいのだろう。

旦那は「俺にもおっぱいがあれば」と羨ましがる。
へっへーん。いいでしょう。
痛い思いをして生んだ特権だ。これくらいなくっちゃ。

もし今母乳育児に挫折しそうな人がいたら、諦めないで!
必ず報われる日がきます!

それにしても私たちは哺乳動物なのだ。
普段生活しているとそれはまるでおとぎ話の世界のように感じるけれど、紛れも無く哺乳類なのだ。

人生のスタートがおっぱいであるから、おっぱいは老若男女に愛される存在なのだ。
「おっぱい」。
偉大だー!

※若き男子諸君、おっぱいは優しく扱いましょう。おっぱいには乳腺という母乳を作る器官があるからね!
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by kusanohiromi | 2013-08-18 01:36 | 家族  

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