歳をとる

e0122770_19491362.jpg夕方お散歩していると、目の前にすーっと籠が下りてきた。
見上げるとそこには4階から籠を下ろすおばあちゃんの姿。

すると、下のバールのご主人が籠の中のお金を受け取り、おつりとパンを入れた。
そしてまたするすると籠が昇っていく。

わー!!!本では見たことあるけど本当に今もこんな暮らししてるんだっ!!
感動して急いでシャッターを切る私を、たむろしているおじさんたちとバールの娘さんが珍しがって笑う。
「見てみて!あんなものを写真に撮ってる!」

いやいやいやいや!
こっちはそれが珍しいんだってば!

おじさんたちは5人くらいがベンチに腰掛けておしゃべり。

イタリアでは(特に南ですが)おじさんたちがバールや広場のベンチに集まってよくトランプをしている。

広場はイタリアにはなくてはならない存在で、昔から人々の生活の中心にあり、憩いの場。
広場を中心に町が在る。
そこでレース編みをするおばあちゃんや、特に用もなくなんとなく来ておしゃべりをする人々の姿がいつでも見られる。

イタリアで歳をとるのは楽しそうだなって思う。

たとえ家で一人きりでも、友達が亡くなってしまっても、広場に来れば必ず誰かととめどないおしゃべりができるのだから。

そしてどのおばあちゃんもいくつになってもおしゃれを楽しんでいる。
真っ赤な花柄のスカート。
目が覚めるような空色のワンピース。
新緑のようなグリーンのシャツに色とりどりのスカーフ。キラキラのアクセサリー。

「生きる」ということは最後まで「楽しむ」ということだと見せ付けられている気がする。

人生最後まで守りに入らないその情熱が・・・・。

好きです。
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by kusanohiromi | 2008-06-28 19:41 | イタリア  

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