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犬のしつけ

遂に日本の小中学生を足した数よりペットの犬の数が多くなった。

そこでペット産業はどんどん業績を伸ばしている。

「犬のしつけ教室」。

急速に増えているんだって。

次々に飼い主が「しつけ教室」に犬を連れてくる。

自分で飼う犬のしつけをお金を払って頼む人々。

ちょっと待って?

「犬を飼う」ってことは犬のしつけも含めて「飼う」ってことじゃないかい?

ここからは、私の意見なので違う意見の方は怒らないで欲しいけど、私は「犬を飼う」「命を飼う」ってことは「可愛い、可愛い」って可愛いところだけを見るんじゃなくて、しつけをしながら信頼関係や絆を深めていって、犬も人も一緒に成長し、楽しく一緒に暮らすことだと思う。

「犬の生後3ヶ月は社会適応期なので車や他の犬や人と慣れさせる為に色んな訓練を行います。」ってしつけ教室で言ってたけど、そんなことは各自がやらなきゃいけないことだよね、ほんとは。

小学生で念願の犬を飼った私は、「途中で世話を投げ出さないこと」「命に対する責任」というものを何度も何度も親と話して全てをクリアしてやっと許された。

自分でしつけの本を買ってきて、社会適応期には車に慣れるよう外に連れて行ったり、他の犬と遊ばせてもらったり、子どもたちの集団の中に連れて行ったり、自分で色々やってみたものだ。

トイレのしつけももちろん、「お手、おかわり」「おすわり」や「待て」、「持ってこい」やご飯を食べる前の「ワン」まで全て教えた。
小さいししまる(うちで飼っていた愛犬の名前です)が少しずつ覚えていくことが私も嬉しかったし、ししまるも出来るようになって嬉しそうだった。

おしっこを何度も失敗した小さいうちは、一日に3回も4回も私が玄関の新聞紙を取り替えて掃除をした。

そんなお世話やしつけすら人任せになって「可愛い」だけを欲しがる最近のペットブーム。

私は怖い。

動物を飼うことってことがそんなもんでいいのかな。

ブームと共に捨てられる犬はそんな希薄な関係からきているように思う。

by kusanohiromi | 2008-01-10 12:32  

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