それでもイタリアを愛さずにはいられない!

e0122770_1111640.jpgさて、ここまで読んで下さった皆様も、既に相当のイタリア好きになっていることと思いますが(笑)、いよいよ最終日です。
最終日は南の大都市パレルモへ!
ああ、このパレルモで、最後を締めくくるパレルモで、私たちは犯罪の餌食となってしまいましたのです・・・トホホ。

今までのアルベルベッロ、タオルミーナ、リパリ島の田舎とは違いパレルモは大都市。
半ば半泣きでリパリとお別れし再び列車に乗ってパレルモへ到着したのですが、もちろん着いた時は興奮!移動の多い今回の旅、お土産は最後に買おうと言っていたのですが、パレルモは大都会!「おお~!すっごい都会~!店がいっぱいある~!いっぱいお買い物しよー!!!」

ホテルへ着いたのは19時半。
荷物を置いて町へ出たのは19時55分。
はい。大都市とは言え、全て20時閉店でございますー。

「あ~ん!あれ欲しいぃぃ~!あれ見たい~!あれ買うの~!」とウィンドウの外からじとーっと眺めるだけ。しゃあない。明日買おう。

めっちゃ大活躍していた『地球の歩き方』をリパリで無くしてしまい、道に迷ったおかげでこんなに美しいところに来てしまいました。ちょととラッキー。e0122770_116247.jpgそして迎えた翌朝。
私たちは詐欺に会うのです。

ホテルを出ていきなり。ホテルの前の広場で写真を撮っていると、一人の青年に声をかけられました。
観光馬車に乗らないかと言うのです。
最終日のパレルモは観光する予定は無く、買い物をするつもりでした。
「買い物したいから」と断ると、「メルカートも寄るよ。」と。しかもマッシモ劇場やなんたら教会などの名所を4箇所周ると言うのです。「いや、でもゆっくり買い物したいから。」と断ると「降りて買い物してよいよ。その間ちゃんと待ってるから。」だって。「じゃ、いくら?」「40ユーロ。」

ああ。40ユーロ?40ユーロだったらリーノがリパリ島一周してくれたのと同じだね!じゃあまたあんな感じで観光名所たくさん説明してくれてしかもメルカートにも行けるなら悪くない。乗るか!

と私たちは馬車に乗ることにしたのです。
すると、交渉したのとは違うおっさんが馬車の操縦し始めて。
・・・・・・。無言。
観光案内は?解説は?

マッシモ劇場に着いたら「テアトロマッシモ。フォト。」と言うだけ。
しかもおっさんに撮って貰った写真、マッシモ劇場写ってへんやんけ!!!
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その頃からなんかおっさんに不信感を抱き始めていたのですが、興味も無く馬車から降りずにいると「降りろ!降りろ!」と手でシッシッとする始末。
仕方なくここがどこかも分からず写真を撮る。
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で、笑っているこの直後に悲劇は始まるのです。
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「はい、40ユーロね。」と私が言った瞬間。

「ノーノ!」
は?
なんと、「40ユーロは馬車の中から見るだけ。降りて見物したら80ユーロ!二人だから160ユーロだ!」と言うのです!!!
はぁぁぁぁっっっっっっ!!!!

聞いてないっっっ!!!自分が降りろって言ったやん!!!
しかしこの「聞いてない」がイタリア語でなかなか出てこず。
後では何とでも言えるんだけど、ほんとのピンチにイタリア語で話さなくてもいいんだよ。関西弁でまくし立てれば良かってん。けどこのときは冷や汗と「ヤラレタ!」という気持ちでパニック。

ガイドブックで単語を調べつつ交渉。
ほんと、後では何とでもいえるんだけど、下手に外国語で交渉なんかしなくて良かったんだよ。40ユーロだけ突きつけて帰ればそれなりに事は済んだかもしれないんだよ。

とにかく「高すぎる。まけて。払えない。お金ない。さっきの青年が40ユーロって言ったんだ。」と「いいや!160ユーロだ!」の平行線で10分が過ぎ・・・。長い。ああ、長い。この10分がなんと長いことか!

もうイタリア語限界!英語でお願い!っと旦那にバトンタッチ。
旦那、「ノー、聞いてない。」・・・・・ってそれ、日本語や~ん。

結局、私が50ユーロを見せ、旦那は正真正銘全財産が40ユーロだったので「彼はこれだけしか持ってないから80ユーロ払えない!」って見せると、この合わせて90ユーロをガバっと捕まれ持って行かれました。

ってかマジで、後では何とでも言えるんだけど、このとき二人合わせて40ユーロしか見せなければ良かったんだよ。

後悔しても後の祭り。もう悔しさがどんどん溢れてきてほんとに泣きたかった!!!!
今回の9日間の旅行で後にも先にも90ユーロなんて大きな金額の買い物なんてしてないもんね。この馬車が一番高かったよ!ああ、本当にリーノは何てイイ人だったのかと今になって強く思う!くっそー!!!パレルモめっっ!!いつかリベンジしてやるぜ!!!

しかもこの馬車に乗ったせいで町は12時~16時まで昼休みに突入。
私たちを飛行場まで連れてってくれるタクシーの送迎は16時に来る。
そう。結局パレルモで買い物が全く出来なかったのです~!!!
二重に悔しい!!!16時にどんどん開き始めるお店を恨めしく眺めながら空港まで連れて行かれたのでした。

楽しい旅行の最終日の最後に会った詐欺。思い出をぶち壊しやがって~。
それでも何故か、どうしてもイタリアを憎めない私がいるのです。

お父さんに話すと、「それまでに出会った素敵な人たちに払った分だと思いなさい。」だって。
そっか~。そうだね~。・・・・?やっぱりあんなリーノやミケーレみたいに良い人の分をパレルモのあんな悪いおっさんに盗られたと思ったら悔しいぃぃ~!

今回、私がコーディネートした旅は、飛行機に6回、列車に3回、車に6回、船に2回、バス、タクシー、と移動が激しく色んな町を回りました。
そこでイタリアについて思ったことは。
①イタリア人は以外に朝が早い
②イタリアの犬はでかい!しかも放し飼い。そして大人しい。
パレルモの馬車には気を付けろ!ということです。南に行けば行くほど治安が悪くなるとは言われているけど、南に行けば行くほどフレンドリーで親切なのも事実。悪い人と優しい人が混在している南にどうも心を奪われてならないのです。どんな人が悪いことするの?悪い人にも道を尋ねたら親切に教えてくれるんだろうか?どんどん疑問が湧いてくる今日このごろです。

ああ、イタリア。
私はあなたに恋をしてしまいました。
詐欺にあってもそれでも愛さずにはいられない魅力がたくさんあるのです!
悔しい思いを差し引いても尚有り余るイタリアの人々との触れ合いが、私を虜にさせるのです。

みなさんも、是非イタリア旅行に行ってみてくださいね!

※イタリアの職人さんがバケツを作っているところ。
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by kusanohiromi | 2007-05-09 01:05 | イタリア  

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