産後のいろいろ

30時間の果てに赤ちゃんを生んで「やったー!」と達成感に浸っていましたが。
その瞬間から待ったなしに始まりました。
育児。

出産はゴールではなくてスタート。

そっ!そうでした!忘れてましたー!

分娩台で2時間ほど休んだあと、入院する個室へ向かうのですが。
身体を拭いてもらい、パジャマを着せてもらう。
パジャマすら自分で着られない。
看護師さんは当たり前のように「みなさんそうですよ~。たまに経産婦さんで自分で着る方もいらっしゃいますけどね。」と。

自分でもこんなに体力を消耗しているとは思わなかった。

あちこちにつかまりながらやっとこさ起きてやっとこさ分娩台から下りる。

用意してもらった車椅子には乗らずになんとかヨチヨチ歩きで病室へ向かうことができた。

その後びっくりしたのが、鼻をかむとき。

「すー。すー。」っと空気が漏れるだけで鼻がかめなかったのだ!
え!なにこれ!
腹筋が壊滅していた(笑)。

当然椅子には座れずドーナツクッションのお世話になるし、1ヶ月お風呂に入れないし、うん。
どうやらただことではないぞ、出産。やっぱり大仕事だ。

出産5時間後から授乳が始まる。

授乳って。乳を飲むって。なんて野蛮!なんて生々しい!
私の体液を飲むのか?まさか私の体液を欲しがる生物がこの地球上に存在するとは!
人間って哺乳類なのね。動物なのね。改めて・・・。

今までの文化的生活から急に自分が動物的になった気がした。

で、話には聞いていたけど授乳ってすぐには上手くいかないのだ。
動物みたいにいきなりちゅっちゅっちゅーってわけにはいかないのだ。

もちろん、生まれたばかりの赤ちゃんなのにちゃんとちゅっちゅっちゅーって吸うんだけど、これが驚きのパワー!
すごい力で吸うのです。
どうやら4メートルのストローでも飲めるほどの吸引力なんだとか。

最初は「わぁ~、吸った~!」なんて感動していたけれど、その喜びは一瞬で打ち砕かれることに。

あまりに吸う力が強すぎて、乳首にあっという間に血豆ができた。
血豆ができた乳首を吸われるのは激痛だ。
出産であれだけの痛みを耐えたのに、この小さな痛みが耐えかねる。
「あんな痛みを乗り越えたんだから・・・」と自分を鼓舞するも、イテテテテっと額に汗。

血豆は今度、水膨れへと変わる。
それでも赤ちゃんは欲しがる。隣りで「おっぱい、おっぱい」と泣いている。
おっぱいは赤ちゃんの命の糧。これがないと生きられない。
痛いのを我慢して与え続け、水膨れは破れる。
そして今度は亀裂が入る。
一日でいいから休憩したい・・・と思うのだが、治す方法は「赤ちゃんにとにかく吸わせること」だと言うのだからなんともいけずだ。
とにかく我慢しながら30分ごと、1時間ごとの授乳。

どうしても痛いときは搾乳を繰り返しなんとか日々を乗り越えた。
おっぱいって異性を惹きつけるシンボルではなく、赤ちゃんのためのものだったのねぇ~。

それにしても、赤ちゃんの吸う力に対しておっぱい弱すぎません?

退院すると一気に身体に不快な症状が。

赤ちゃんが夜泣きをして朝まで寝ない、昼寝もできない、となると睡眠不足となり頭痛。
そして歯痛、じんましん、尿道炎、気管支炎に腱鞘炎etc・・・。まだあるんかい!
なんと5回も病院のお世話になりました。
うん。やっぱり相当の体力を使っているぞ。

世のお母さんってすごいなぁ。改めてみなさんを尊敬するのでした。

男性の皆様、奥様やお母様を敬ってください(笑)。
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by kusanohiromi | 2013-05-04 15:01 | 家族  

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