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私はもう死んでいる

お盆に親戚が集まり、お坊さんがお経を読んでいました。

お母さんが泣いていました。

お坊さんがこう声をかけます。

「娘さんを亡くされたときは本当に辛い思いをされましたね。」

娘?

娘って誰のこと?

「ねぇ、お母さん『娘さん』って誰のこと?」

すると母親はこう答えました。

「弘美ちゃん、あなた即死だったから気付いてないけど、もうあなた死んでるのよ。」

え!
何っ!?
言ってる意味が分からない!
私死んでるの?

叔母も泣いている。
「弘美ちゃんが亡くなったときはお母さん本当に悲しんだんだから。」


いやいやいや、そう言われても私は毎日仕事もしてるし友達ともせっせと遊んでるし現にさっきも友達とメールだってしている。


すると母親。
「あなたの携帯アドレスは霊界からのIPアドレスになってるから、メールをもらった友達は死んだ人からって分かるのよ。みんな優しいから弘美が死んだことに気付いていないと知っていて、悟られないようにメールしてくれてたのよ。」


えっ、じゃあ待って。
ということは、おばあちゃんとおじいちゃんのお墓に行ったら私の名前も刻んであったりするの?

「そうよ。お墓に行って確かめてらっしゃい。」


そこで、何年もろくにお墓詣りに行ってない私ですが、先祖の墓へと急ぎました。

ところが何故か、お墓の前は長蛇の列。
やっと自分の番が来ても、何故か後ろの人に順番抜かしされてなかなか墓石を確認できず。

いつまで経っても自分の番が回ってこないので諦めて家に戻る。
が、家では自分のためにお経をあげられてみんな泣いている。

だんだん死んでいることを納得し始める私。


結果。

なんだ!
死んでるんならこんなに頑張らなくていいやんか!
仕事だって別に行かなくて家で寝ててもいいやんか!
毎日朝から晩まで走り回らなくていいやんか!

ね~よぅっと。。。。

と怠惰になる、、、という夢をみました。


チャンチャン

by kusanohiromi | 2010-08-19 10:50  

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